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IMS Business Report 2022年版が公表

URL:https://www.internationalmusicsummit.com/

IMSは「International Music Summit」の略で、電子音楽の発展を目的とした組織で定期的なサミットの開催や、音楽市場に関するレポートの公表などを行っています。

先日、4月27日にIMS Business Reportの2022年版が公表されました。

IMSのこちらのページからPDF形式でダウンロード可能です。
※メールアドレスの登録が必要

https://www.internationalmusicsummit.com/download-the-ims-business-report-2022

興味深かった内容はこの辺ですね。

・Beatportで長らく売上トップだったTechnoがTech Houseに抜かれる(3位はHouseで変わらず、Tranceは相変わらずの下位)

・2016年に誕生した南アフリカ発祥の新音楽ジャンル【Amapiano】について、2021年以降アメリカや欧州でも注目が増えてきておりGoogleでの検索回数が増加している

・Skiddle(英国のイベントチケット販売会社)の2022年1Qのチケット売上は2019年の同時期を上回るほどまで回復。(※英国はコロナ規制が割とゆるかったからか、2021年1QもFestivalはコロナ前を上回っていたようです。しかしLiveイベントやClubのチケットに関しては、やはり壊滅状態だった模様)

・Songkick(英国のコンサート情報などを配信している会社)によると、世界の主要都市でのGigの件数は回復基調(大半の都市がコロナ前の40%程度まで回復していますね、しかし東京はコロナ前の8%という惨状っぷり…しかも唯一東京だけが2020年を下回っています)

・電子音楽はSNSプラットフォームの中では極めて少数派であり、他のジャンルと比較してYouTubeの比重が大きいのが特徴、他のジャンルではRockやMetalはFacebook、HiphopやPopはInstagramが最大(ジャンルのコア年齢層が影響しているような気がします。あと電子音楽についてはSNSでの露出というか、フォロワーやいいねの増加も他のジャンルより伸びが弱いそうです)

他にも最近話題のNFTやMetaverse市場での電子音楽の状況についても取り上げられていたり、なかなか興味深い内容でした、興味がある方は是非ダウンロードしてご覧ください。

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この記事を書いた人

約10年ぶりにブログを再開しました。
なんやかんやでかなりの期間トランス&クラブミュージックを聴いていますが、チラホラとブランクある時期もあるので知識や情報が偏っています。

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