Nhatoさんらの楽曲がStardanというロシア人にパクられた話

なんか凄い出遅れ(?)た感があるというか、たった今知ったんですが(滝汗)
ようやく状況が把握できました。

最近、Nhatoさんの新曲がSedna Recordingsから出たの知っていて、
紹介しようと思っていたのですが、裏でこんな騒動になってるとは思いもしなかった。
メロディー似ちゃったとか、参考にしたとかそんなレベルじゃなかった。
Nhatoさんには以前インタビューもさせていただきましたが、こんな騒動が起ころうとは(汗)

この件はOrdinaryworld Musicさんが上手くまとめられていて参考になりました。
http://ordinaryworldmusic.seesaa.net/

mixiでNECOさんが書かれていて文章丸々転載しても構わないと書かれていたので、
そちらも紹介(mixi登録されていない人もいるだろうし)
↓以下転載。


既にご存じの方もいるかと思います。本当あり得ない話なんですが、今週にSednaから発売されたNhato君の新曲”Rouge For Lips”が、Stardanというロシア人によってコピーされ、Nhatoくんの曲が出る事前に無断でリリースされたという事件がおきました。 Nhato君がこの曲を作ったのはもう去年の春頃だったと思うのですが、今聴いても斬新だと思える位、当時も凄い曲が出来たと自分達周辺の関係者やDJ達の間では騒ぎになって、その後にMarcel Woodsによって認められたり、オランダのトップレーベルであるHigh Contrastと契約を結んだりとトントン拍子に話が進んでいき、自分達も3周年パーティーの時にはMarcelとともにNhato君をゲストに迎えて行わせていただいたので、自分のマイミクさんの中には直接でも間接的にでも彼の事を知っている人は多いのではないかと思います。

しかも、この曲をパクったStardanという人物はNhato君だけではなく、Taishi君、June-Voiceさんが作った楽曲も自分が作ったと主張し、Myspaceで公開したり、Stardanのオリジナル作品として勝手にレーベルからリリースしたりと常識では考えられない事ばかりやっています。クラブミュージックの面白さというのは既存の音楽に対して、良い作品であればプロデュースやマーケットにある程度の表現の自由があったり、自主的に作ったRemixやブートレグから新たなアーティストが発掘されたりと遊びの部分があるのは事実ですが、今回の件は他人が作った曲を自分が作ったという無茶苦茶な主張によるもので、クラブ音楽が持つそれとは全く別の問題です。

Stardan に対するペナルティーやリリースしたレーベルによる彼らへの保証(これは、逆に言えば彼らの楽曲はリリースされたレーベルの審査を勝ち取るだけで実力があったということでもあります。どういう形になるかは解りませんが、それらのレーベルが彼らをフォローしてくれることを願います。)を含め、きっちりした対応が望まれます。詳しくは以下のNhato君の日記と”OK”をリリースしたレーベルオーナーであるClaudiaに送られたメールの内容の一部を掲載しておきますので、各自の判断でご確認ください。

* Nhato君の日記-

“Nhato – Rouge For Lips”

これが”Stardan – OK”

という名前で売られていました。

①StardanはDJ Mixの音源から切り取ったデータを自分の名義でリリースした

②Nhatoがサンプルを用意して自身の潔白を証明しようとしたが、急遽StardanがNhatoとの合作であることを主張(もちろんそんな事実はありません

③Rouge For Lipsのリリース先であるSedna RecordingsのTasadiがレーベル同士で対処中

加えて、同胞のTaishi君のBackroadという曲も既にButterflyという曲名を付けられて勝手にリリースされ、June Voiceさんの曲もMy Spaceに勝手にUPされていました

両者の意見が真っ向からぶつかっています。どちらがうそをついているか、それは僕がついていないので当然といえばそうですけど、第三者からすると比較できる点はどこか、ということで、

今Tasadiは両者が用意したサンプルパックの音質面などから判断をしてもらうように頼んでいます。加えてオリジナルミックスの音質、明らかに DJプレイ中に追加されたエフェクトの音、つなぎ目等が判断の基準です。ある程度情報がまとまった段階で、僕自身も公に訴えていくつもりです。

もしこの記事を見た方で何か手伝いたい、と思って頂いた方は、是非日記を書いてください。ブログをやられている方でも結構です。

文章は全て転載していただいて構いません。この事態の深刻さ、シーンの抱える問題を、現実をみつめ、乗り越えなければいけません。よろしくお願いします。

* Stardanがレーベルへ向けて送ったメール-

Hi, Claudia!

Yesterday, there was a problem with my release (“OK”)! I’m shocked….

Details: I lived in Tokyo for 5 years … And there, I was acquainted

with the musician (Fakamuro aka NHATO). We exchanged ideas till now,

gave advice and even exchanged new synth’s. I’ve even specified it in

the contract (in section “Engineered by”, because he helped me with

it), but he has wanted to release it even without my consent! It has

now appeared that he used my material

(samples:

http://www.sendspace.com/file/bbxced )! Now, when its label was going

to publish a track, it was casually found out… And from me demand to

remove a track from sale! 8-/ But it’s not fair!!! What can I do? And

such situation has occurred not only to one track! For example, “Dusty

Floor”

(http://www.amazon.fr/gp/product/B002NB6EXG/ref=dm_sp_alb/279-3049688-183420

8)

from the same pre-release. My samples:

http://www.sendspace.com/file/vmp2ua But it’s already another

question…

Nhato

http://www.myspace.com/nhato


ここまで転載。

しかし、実際こうパクられた曲が、
レーベルと契約しているのを見ると、怒りと同時に悲しみも感じます。

海外のシーンを見ていてもこんなヒドイ例は滅多にないですよ。

トランスシーン全体での日本の知名度や注目度は、恐らくまだ東欧諸国にも劣るでしょう。
しかし、音楽活動されている日本人アーティストの技量は負けていないと感じています。
実力はあるが、欧米では知られていない。
そこに、上手くつけこまれたような気がしてなりません。
(これは日本の場合、音楽に限った話じゃないんですけどね)

不謹慎な言い方ですが、ヘボい曲だったら、誰もパクりませんし、レーベルも契約しません。
今のところ当事者以外では、日本でしか話題になっていませんが、
海外で、もしこの件が取り上げられたら、
改めて日本人アーティストの技量が再認識されるような気もします。

何か無理やりポジティブな結論に持っていった感がありますが、
そう考えてもいなければ、この怒りどこにぶつけてくれよう。

うーん、とりあえず進展待ちです。

あと以前させていただいたインタビューのページ、トップページからのリンク貼れてなかったの今気づきました…(汗)
確かNewsページで掲載して、一定期間経過後はページ左の方にリンクを貼るのが通例になっていましたが、
多分、ブログ移行中でドタバタしてたからだと思いますが、すいませんでした(滝汗)

既に更新済み、折角なので、こちらでも貼る。
http://www.tranceinnovation.com/nhatointerview.html

intamixさんのはこちら。
http://intamix.com/interview-with-nhato